プロットレポート
2025.12.12
一杯の中に宿る風土や人の思いを届けたい ー 5年に一度しか味わえない奇跡の日本酒 桜花酒造様

はじめまして、「桜花酒造」です。
私たちが大切にしているのは、最高の日本酒に出会った瞬間の、あの心が震えるような感動を、何度でもお届けすること。
日本全国を巡り、蔵元の情熱に触れ、魂を込めて醸された酒だけを厳選。
一杯の中に宿る風土や人の思いを、皆さまにダイレクトに感じていただきたいのです。
きっと「日本酒ってこんなにも奥深いのか」と驚き、惚れ込む体験となるはずです。
私たちはさらなる挑戦を始めています。
熱意あふれる蔵元とともに、日本酒の新しい可能性を切り拓きたい。
まだ道半ばですが、日本酒の未来をより豊かに、そしてもっと多くの人に感動を届けられると信じています。
ぜひ「桜花酒販株式会社」で、あなただけの一本と出会ってください。
https://camp-fire.jp/projects/903982/view

今回、私たちが紹介し、体験していただきたいのは、明治5年創業の「千歳盛酒造」が、長い年月をかけて、地底の静寂のなか丁寧に熟成させた日本酒です。
かつて黄金の島と呼ばれた秋田県・尾去沢鉱山。
いまは静かに眠るその坑道の奥で、ひっそりと時を重ねる日本酒があります。

年間を通じて、気温が13℃の尾去沢鉱山の坑道。天然の低温貯蔵庫とも言えるこの場所で、蔵人たちが託した大吟醸原酒は、ゆっくりと熟成を重ねてきました。

坑道に眠る酒を作るのは、明治5年創業の「千歳盛酒造」。
老朽化した建物を修繕しながら、わずか数人の蔵人が、ほとんど手作業で仕込みを継続。

その蔵が、世界的に華やかな舞台に押し上げられたのは2019年のこと。中国で開催されたSAKE-China大吟醸部門で、千年盛酒造の看板とも言える「大吟醸鏡田」がプラチナ賞を受賞したのです。大量の注文に胸を躍らせた矢先、世界を覆ったコロナの嵐で、そのほとんどがキャンセルに。一時はこの先どうなるかと大きな不安に飲み込まれそうになったようです。

頭を悩ませていた蔵人がふと頭に浮かんだのが、尾去沢鉱山の坑道。年間を通して13度と気温が安定しており、日本酒を寝かせておくには最適な温度です。この場所で熟成させることで、新たな味わいに進化するのではないか。そんな想いから、たくさんの日本酒を坑道に運び、寝かせることにしました。

機械を使える場所ではないので、手作業で運ぶ必要があり、かなりの労力がかかりましたが、静寂と冷気に包まれた地底の時間は、酒に穏やかな呼吸を与えました。毎年熟成の仕上がりを確認。角が残っていないか、悪い方向に状態が変化していないか。細かくチェックをしてきました。

そして今年、5年の熟成を経て、酸の角は丸みを帯び、甘みと旨みがほどよく調和。時間の経過とともに、透明感を残しながらも豊かで奥行きのある表情へと変わった今、解禁します。

夢見心地へ誘う、まろやかな甘みと旨み。日本酒の新しい扉を開く、坑道熟成酒
今回お届けする「坑道熟成酒」は山田錦を40%まで磨いた大吟醸酒です。吟醸の穏やかな香り。熟成による濃厚な味わい。特にワイングラスで味わうと、ほんのり甘い香りが一瞬にして立ち上がり、口に含むとまろやかな旨味と心地よい余韻が広がります。
日本酒の新しい扉を開きたいなら、この「坑道熟成」を一献。フレッシュさにとどまらない、日本酒が持つ奥深い時間の美学を、きっと体の奥で感じられるはずです。
リターンについて
PB日本酒「坑道熟成酒」1本 容量:720ml
上記商品を1本、2本、3本、5本セットを販売中
https://camp-fire.jp/projects/903982/view
プロット事務局からのコメント
プロット事務局では、日本の伝統的な食や、工芸品においてもまた、今後深く関わり、応援支援サポートしていきたいと強く思っております。
その技術もさることながら、そこに息づく伝統と文化とそれに携わる人々の想いは、引き継いでいくことが、日本の、世界の未来にとって重要であり、必要な事だと感じております。
クラファンプロジェクトとしては、想いもあり、会社の理念もあり、そして何より、リターン製品の差別化もされており、素晴らしいプロジェクトと思います。
ただ、プロットとしては、「クラウドファンディング」とはこうあるべきだという理想があります。それは、単なるECではないこと。
すなわち、世の中に溢れた数々の製品サービスの中、差別化しづらくなったモノたちに、命を吹き込むのは、やはり、作り手を筆頭に、関わる人達の想いだと考えています。
その考え方からいえば、特別な、差別化されているリターンであることは間違いありませんが、最初は、実行者様の「想い」を語るべきだと思っております。
共感を生むのは、人の心を掴むのは、ストーリーです。
また、できる限り、いろんな人達に喜んでいただくためには、リターンの数と、金額の種類に幅は合ったほうが良いと感じました。
お酒は、飲めないけど、応援したい!と思っている方々もいるはずですし、本リターンに合うおつまみセット(いぶりがっこなど)も一緒に売ってくれたら良かったと感じます。
それが可能になったら、蔵元さん、おつまみを作っている会社さん、桜花酒造様と、3社で共同でPR告知できるプロジェクトになりより広がりが持てたと思います。

本プロジェクト、桜花酒造様が、さらなる成功に向かう事を祈っております。
また、何かプロットもご協力できることがあれば、随時行っていきたいと考えております。