プロットレポート
2026.03.30
「クラファン解剖」vol.7―目標達成したのち、支援が止まる理由―

クラウドファンディングのプロジェクト実行時に、
よく相談を受けるのが「目標金額の設定」です。
プロットでも、第1ゴールと第2ゴールを設定できます。
第1ゴールは、最低限必要な資金や、
支援者数の想定から算出された現実的な金額。
多くのプロジェクトが、まずはここを目指します。
そして、その第1ゴールを達成した瞬間——
支援がぴたりと止まる。
こういったケースは、決して少なくありません。
なぜでしょうか。
よくある“ストレッチゴールの勘違い”
多くの場合、第2ゴールは
「もう少し上の金額」
「達成したから追加で設定するもの」
として扱われています。
しかしそれでは、
支援が伸びる理由にはなりません。
なぜなら支援者からすると、
「もう達成しているプロジェクト」だからです。
第2ゴールは“金額”ではなく“物語”
第1ゴールが「成立条件」だとすると、
第2ゴールは「本当に実現したい未来」です。
言い換えると、
ストーリーの第二幕です。
スポーツで考えると分かりやすい
例えば、あるスポーツチームが
年間運営費を第1ゴールとして設定したとします。
これは、活動を続けるために必要な資金です。
しかしその先にある本当の目標は、
「世界一になること」かもしれません。
第2ゴールは、その未来に向かうための資金。
つまり、
**支援者が“その夢に参加できる理由”**を
もう一度提示するものなのです。
支援が続くプロジェクトの共通点
第2ゴールが機能しているプロジェクトは、
何を実現したいのかが明確で
そのために何が必要かが見えていて
支援者がその一部になれる
状態が作られています。
ストレッチゴールの本当の役割
ストレッチゴールは、
単なる“次の金額”ではありません。
それは、
支援理由をもう一度つくる装置です。
だからこそ、
第2ゴールは「いくらにするか」ではなく、
「どんな未来を一緒に見せるか」
で設計する必要があるのです。