プロットレポート一覧

  • 株式会社木曽檜三百年 佐藤健志様

    株式会社木曽檜三百年 佐藤様にお話を聞かせていただきました。

    素晴らしい出会いを、信念を持って、それをビジネスに展開していく姿に、

    私達も感動し、佐藤様のような方々と今後もレポート、プロジェクト支援などでサポートさせていただきたいと願っております。

  • ハワイ州NPO法人「Aloha Ocean Plus」 Yuichiro Sekiguchi様

    信念はブレずに、視点は変え、継続していく事が大切

    海にずっと関わって生きてきました。

    海は私だけでなく、すべての人、生命の起源でもあります。

    そんな海を、美しい海を、未来に、子どもたちに届けたいと思っています。

     

    海の中から、空の上までの撮影編集を行う

    今は、NPO法人「Aloha Ocean Plus」の理事長として運営を行いながら、

    水中から空(ドローン)までの撮影と編集、スチールからムービーまでの

    制作を行っております。

     

    ずっと海にまつわる活動をしている

    元々は、ダイビングインストラクターをやっていました。

    ダイビングを通じて水中の撮影をアマチュアから始めまして、

    師匠に教えてもらいながらプロのカメラマンになっていったのです。

     

    海と関わる頻度がさらに多くなることで、環境問題に

    海に潜る機会が多くなるに従って、海の環境にも興味を湧き出したという流れです。

    日本でも、関西の方を中心に、サンゴの保護団体の方々に会う機会を得て、撮影や環境保護の仕事に携わっていくことになります。

     

    ハワイに、日本のゴミがたどり着く事実

    ハワイには、ちょうど仕事で来る事があって、プロのライフセーバーさんとともに、ハワイ州観光局から、日本などからゴミが流れ着いてひどい状況にある場所もあるという話を聞くことになります。

    そのような話の中で、少し落ち着いたら、ハワイに活動拠点を作って

    海と陸とゴミの問題、環境問題に何か、携われないかなと思っていました。

     

    海のスペシャリストとの決意

    日本からの水中カメラマンや、米軍の海軍のスペシャリストなどと、出会うことになり、やはり、何か私達でできることはないのか?ということを探り始め、ハワイを拠点にした組織を作ろうとなっていくのです。

    そんなことを決意した中で、コロナ禍になってしまい、断念しようかなと思っていたのです。

     

    クラウドファンディングへの挑戦

    諦めきれず、いろんな方々に相談していたところ、知り合いから、今は、クラウドファンディングもあるので、そういうものも活用しながら、立ち上げ資金を集めたらどうかとアドバイスをもらいます。

    そうか、それなら、初期費用もかからないし、よしやってみてみよう!と決意します。

     

    思った以上に計画が必要だったクラファン活動

    クラファンでプロジェクトを進行していくのは大変でした。

    プロジェクトのページを作る事や、リターンを考えること。

    そして、なにより、基盤がない状況でしたので

    どうすれば1人1人思いを伝えることができるのかと奮闘しました。

     

    一人でも諦めないで行動する

    クラファンでは、ハワイ州観光局の方々やハワイ出身の方も含め、ハワイで活躍されている人たちにご協力いただきました。

    皆さまにご協力いただけ、支援金も多少なり集める事ができて、「aloha ocean plus」を立ち上げることができたということになります。

     

    ハワイ州NPO法人「Aloha Ocean Plus」の今

    ハワイ大学とタッグを組んで水中、サンゴのモニタリングをしております。

    それで、現状を知るということをやっています。

    様々な場所で撮影を行い、ここのサンゴは弱っているのか?元気なのか?

    そういう分析をハワイ大学で研究してもらっています。

    ハワイの海は、4分の1が、ハワイの独自の固有種の海洋生物になります。

    そのハワイ独自の固有種を守る。ということを今後はしていきたいと思っています。

    サンゴの養殖、植え付けを行っていきたいと思っていますが、その前には、やはり、どこが、どんな状況にあるのかを、知る事が一番大切かなと思っておりまして、モニタリングをしております。

     

    特にプラスティックのゴミの問題

    もう一つは、日本から流れ着くゴミの多さに驚愕したこともあり、ゴミを拾うということをやって、アメリカ海洋大気庁(NOAA)との共有プログラムで

    同じ調査を行なってデータ共有をしています。その後各研究者の方たちが、何年前のものが、たどり着くのか?その海洋浮遊ゴミの種類、プラスティックの判別などデータ解析してもらうことで、ゴミを発生させてしまっている国から来た人間として、ハワイの海を綺麗にするために、今何がどうなっているのか?モニタリング調査しています。

     

    継続させる、継続するための工夫

    また、そのゴミを収集するというのをボランティアで続けるのは本当に大変です。

    継続させていくために、ハワイ州、各種大学や、会社、ツアー会社などと連携し、ビーチクリーン活動を調査として、より沢山の方々が参加できるように各方面に交渉、説明しました。

     

    プラスチックゴミを、土に返す

    プラスチックゴミを、リサイクルでアクセサリー作りなどを行っているところも多いですが、私達は、土に戻したいと思っております。

    プラスティックは、プラスティックなので、結局はまたゴミになってしまうのではないか?という葛藤をしていました。

    そこで、ダイオキシンなどの有害物質を出さないように、燃焼させる方法を模索しています。

    いろいろと大学、研究機関と連携していく中で、まだまだ研究開発段階ではありますが、水蒸気で燃やし、炭素化させるという装置があり、それをハワイ島のMAKOA施設方で設置されるということを知ります。

    これも、これからではありますが、収集したプラスティックゴミをそこに運び入れ、有害物質がでないように、炭素化し、ハワイの土に戻していく。というようなことを行っていきます。

     

    今、一番の課題

    モニタリングでの現状を知るというのは、1年レベルではどうにもならない。

    3年は最低行わないといけないと思っています。

    その活動を行うのには、やはり人、マンパワーが必要になりますので、

    スポンサーなり、特に、ローカル企業と日本の企業にスポンサードしてほしいなと思っております。

    スポンサー集めという営業活動よりも、今の活動に集中したいなと本当は思っています。

    本当は、船もほしいです。なにより、プラスチックのゴミを集めておく場所、土地も欲しいですし、やりたいことはいっぱいありますし、大学、研究施設もタダで請け負ってもらうわけにもいかないので、資金調達は、重要ですし、今の課題であります。

     

    ブレずに信念を持って、視点を変えて実行する

    ゼロからイチを作るのは、本当に大変です。

    同じことをしていても、本当に上手くいくかも分からない。

    だから、諦めてしまいがちですが、それでも、継続して、ブレずにやっていくことでしか、うまくいかないと思います。

     

    単純に、同じことを繰り返しても、それではやっぱり駄目だと思うので、

    差別化要素は必要だと思います。他でやってないことをやっていく。

    少し違った視点で考えてみて、なんとしてでも、なんとかしてでも道を切り開きたいという意思は重要だと思います。

    強い意思と、違った考え方、視点を変えることが大切なのだと改めて思います。

     

     

    プロット事務局からのコメント

    日本国内でも、環境問題に取り組み、それを継続させることが難しい中で、

    海外、それもアメリカで実行されている意思と想いの強さ。またその実行力に驚き、尊敬の念を払わずにはいられません。

    想いを持って、実行することの大切さを再度我々も見直し、そして、またこのような方々とともに、一緒に新たな世界を作り上げたいと心に誓いました。

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